お金で失敗しない生き方
- 2013年07月06日 |
- 情熱経営学 |
「お金で失敗」
ってなんだろう?貯金は何度も底をついた事もあって300円前後の牛丼がものすごくありがたく感じた時がなんどもある。定期的な業界の集まりに会費を払うことを躊躇しながら参加していたことも。貯金がほぼない状態でも部下におごることもしばしば。でもそれがお金で失敗していることだろうか?そんな経験もあったから「あぐらをかいていたり」「おごりがあったり」「天狗になっている」今までの自分に気が付いたり、自分を方向修正する機会に巡り合える。
人はだんだん良い状況になっていくと必ず初心を忘れてあぐらをかき、おごり、天狗になる。周りは気が付いていても自分じゃ絶対に気が付かない、裸の王様そのものである。特に社長は気を付けた方がいい。誰も注意する人いないから。
だからたまに失敗した方がいい。成功のみの一直線はどこかで崖っぷちから落ちる時がある。どちらにしてもまたどん底から這い上がってこなくてはいけない。いつでもどん底から這い上がってこれる自分ひとりの力を持ち合わせておかないといけない。
ただ、どん底からまた始めたと思っていても実はどん底ではなかったりする。金銭的にそうであっても今までの知識や経験やコネクションはゼロにはならない。一番初めのどん底は「ハングリー精神からくる力を与えてくれる」二回目以降のどん底は「それまでの知識や経験という財産を持ち合わせたグレードアップしたどん底になる」そして周りに感謝の気持ちを持って、どう生きるべきかをしっかりと考える時間を与えられ、精神面で強くなる。
お金は後からついてくる。お金を先に求めるといいことない。社員もそう、お給料で仕事を考える人は自分の費やす時間と労力をいつもお金にそして自分の損得に換算している。そんなやつは自分の能力の50%も発揮しない。時間と労力はただそれを会社に捧げているということでなく、自分への投資なのだ。それがわかっていて情熱で働く人は150%、200%の仕事をする。そんな人が飛んでもない事、誰もやり遂げなかった事、普通に考えもしなかったすごい事をやり遂げてしまうのである。その時に必ずあとからお金が付いてくるもんだ。なのでやらかす前からお金の話をする奴は信用ならねぇ。
「だからね、自分もそうなっちゃいけないんだよね。」
「お金で失敗」
したくなかったらお金のことばかり考えないことだ。それよりもまず自分がどう生きていきたいのか、自分が最高に満足して死ぬ間際に後悔しないで生きていく方法をしっかり考え、実行することが大事だ。徹底して一貫性を持ってやっていればお金よりももっと大事な事に気が付くし、あとからお金はしっかり付いてくるはず。
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